or-itaプロジェクト 織咲誠 氏へのインタビュー(一問一答編)



引き続き、or-itaプロジェクトの発案者 インターデザイン アーティスト 織咲誠 氏の「一問一答編」インタヴューをお送りします。
※織咲誠 氏プロフィールは、コチラ
「プロジェクト編」はこちら



m)あなたのストロングポイントは、何ですか?
粘り強い。諦(あきら)めが悪い。
賢くないので、愚直にひたすらやり込んで行くうちに何かをみつけること。

m)誰に似ていると思いますか?
何かちょっと気になるゴミ。 ある人には全く無用でも、あるひとにはいい感じ(笑)

m)最近、何かから学んだことはありますか?そして何を学びましたか?
「根回し」。
ダンボールをオリガミの様に15時間かけて折った時、根回しの意味が体に入った!
入れ込みたい所、今が、ホント突っ張ってしまって・・・力まかせにやると、過去のところが戻ってしまう。先のところが壊れる。
今を中心に作業するのではなく、“今をおさめる為には”前後、特に先(未来)の納まりをイメージして、備えておき、過去やったところをケアすると、ほとんど力をいれなくても、自動で入って行く!
「前後で今をおさめる」。前後に用意があること=気遣いが重要なんだ・・・と。

m)普段、わざわざ口に出す事はないけれど、大切にしている事は?
こころの中で、誰かにお礼を言う。家に帰った時に、ドア閉めながら「今日も一日ありがとう」とか。
そんなきっかけをつくって、日々自分を磨いて行く道具をつくったものもある。
「ケータイ電話をワスレナイか」毎朝、心配する為に頭を使わなくていいように、生活に一拍おく道具。au iida [ 8071 STRAP ]

m)最近、Good(良い行い)だと感じた出来事を教えてください。
今年の頭に、「イイ話フォルダー」を作った。その中への一番乗りは、山陰の大雪で「コンビニ配送のトラックの人が、もう届けられないからと、大量のおにぎりを、同じ足止めされた車へ差し入れた」行動。機転の話。

m)クリエイティブな活動以外では、何に興味がありますか?
・・・結局、クリエイティブに繋がってしまうかも。



m)自分の子供時代を振り返り、やっておけば良かったこと、又は今から子供時代に戻れたら、したい事はありますか?
勉強。「東大」は、頭の良い人のイメージ(比喩)だと思っていたので、車で通りがかりに現実の赤門を見た時に「東大ってあるんだ!」と、また、自分のアホさ加減に納得した。
それほど勉強してなかった。

m)もし、いま別の自分になれるとしたら、何になりますか?
大樹か太陽。
動かず、ただその場所から世間をみてるだけか、日々動いて、様々なものに関係、おせっかいかな(笑)を焼く動的な真反対のどちらか。

m)ここ何年かで感動したシステム(仕組み)は?
「インドのお弁当配達システム」 ダバワラ(ダッバーワーラー)
朝旦那さんが出勤した後に、奥さんがゆっくりとお弁当を作って、お弁当配達人に夫の職場まで持って行ってもらうサービス。
超ローテク。一切のIT技術も使わず、完全なペーパーレスの作業で伝票すらないのに、誤配や大きな遅れがほとんど無い事が、様々な研究対象になっているそうだ。
配達人は5000人とあった。人を介した幸せのプラットフォーム。詳しく調べたい。
最近では、携帯電話やメールの導入があるそうで、ちょっと心配。でも「予約」系ということで安心。

m)あなたのクリエイティブに影響を及ぼす環境要因(五感、音楽、ペット、机、パートナーなど)があれば教えてください。
自分以外のすべて。「お風呂に入る事」 インプットも大切だけど、「むすびつけるもの」「まとめ上げるもの」がほしい。
紙とペン、Macにしてもまだまだ帯に短したすきに長し・・・そろそろつくれる時代が目の前に来ている。つくれそう!



m)あなたの、そのユニークな発想の源は何?
幼稚園に行かなかったからかな。兄は行ってる。親が節約したんだね。…事情ありし頃だったんだろう…。
朝7時くらいから近所の友達と遊ぶじゃない。すると幼稚園のバスが来て、友達は乗って行っちゃうの。
自分だけ取り残されて...しょうがないから、家に戻って教育テレビみるわけ。幼児にはじまって、小学校3年から6年まで一通り。
そうなると、自分が小学校に入ったときは、全部知っちゃってるから、先生の「あら、ふしぎね〜」 ← “知ってるくせに”って!白けたイヤなガキ(笑)

みんなと足並みそろわなかったね。遠足でもひとり違う方へ行きたかった、脇道とか興味ありあり。
前はコンプレックスだったけど、今は感謝(笑)

m)よい発想を生み出す上で、大切にしている事は?
自分、個性のようなものは信用しない。
今の時代のみんなが求めたいこととは正反対だね。それより、他者や世の中の原理、事実、現象とかの方を優先にしたい。
個性と言う名の「偏見」。自分らしさという「色眼鏡」。
自分系を“一度捨てて”世の中をながめると、圧倒的な量の感動に出合える!

m)Googleの、データを信じる姿勢と近い?
いや、データというよりも数と全方位性。
量や多様性によって自然と導き出される真理や「安定モデル」でみれは近い。でも「データ」と「情報」の違いの話しがある。食材と料理を考えれば、トマトや小麦云々より、ピッツァにしないと食べる気がしない。
料理人と調理法で差が出る・・・データだけではまずくて、ビジュアルシンキング。そう!パイチャートの方がわかりやすい。
エクセル:windowsよりMac。話しがずれましたね(笑)



m)どんな時、どんな場所で、発想(アイデア)は降りてくる?
お風呂、それに眠りに“落ちるギリギリ”の瞬間。
腰や首などに使っていた、重力への抗力から開放された分、前頭葉に意識を集中できるんだろうか。

m)発想するためのツール、または習慣などあれば教えてください。
雑多な情報に触れること。絞ったやつじゃなくてね。
「大いなる勘違い」ステキな誤認は好き。自分の中だけの発想の時はOKとする。
ポジティブシンキングかな?。
近いようだけど違うな・・・仮に基本が間違っているものは、後々うまくいかなくて、自然と正す方向へ向かう事になるから安心して間違える(笑)。入り口は全方位から。

m)発想が形になるまでの間、もっとも大切にしている事は?
手で考える。
とにかくやってみる。バカだから。スケッチ描けないから。
思考モデルをひたすら作る。max15分くらいかな。or-itaを手にしてから、早さと正確さがアップした。
3Dソフトで云々して3Dプリントしてとか、やってる時間ない。段ボールとか回りのもの使って、ドンドン作る。ざっくり、方向を確かめ、発展させる。

m)プロジェクトとして取り組む前に、心がける事は?
先人に、失礼がないかどうか確かめる。
ユニークである必要があるから、オマージュとかサンプリングにならないかどうか、確認する。
敬意です!。だから、徹底的にリサーチする。誰かのものと同じだった場合は、一歩でも確実に進化かどうか確認する。

m)ひとつのプロジェクトに掛ける時間と集中度を教えてください。
(縦軸を集中度、横軸を時間としてグラフに描いてくれる様にお願いしました。)



できた後は、他者が関係してくるから...ちょっと分からないな。

m)次は、何をしますか?
やりたい事、やるべき事、アイデアは沢山!(笑)、先ずは、or-itaの完成形を一度。

m)最後に、これからクリエイティブの世界に足を踏み入れようとしている人に、何かアドバイスはありますか?
「覚悟」があるなら無職でもいい。《自分で仕事がつくれる時代》だから。
技術も素材もこんなに恵まれている絶好のチャンスはないんじゃないかな。

m)ありがとうございました。

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